音程の聴き分け方|耳で覚えるインターバル練習法
音程を耳で聴き分けられない人へ。13種類のインターバルを「曲名の手がかり」で覚えるコツと段階的な練習法を解説。音が鳴るツールで毎日トレーニングできます。
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この記事の内容
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音程を耳で覚えるコツ
紙の上で音程の名前を知っているのと、メロディーの跳躍を聴いて「今のは完全5度」と即座に分かるのは別の能力です。そして耳コピやアドリブを実際に速くするのは後者のほうです。幸い、これは短い練習を続ければ着実に身につきます。
まず聴いてみる
たくさん詰め込む前に、まず1つの音程をはっきり耳に入れましょう。
- 音程計算ツールを開く
- 音1をC、音2をGにして、順番に聴くを押す
- 一覧表の完全4度の行をタップして音2を F に切り替え、もう一度鳴らす
- 完全5度と完全4度を、何度か交互に聴く
5度は開いて落ち着いた感じ、4度はそのすぐ下にあって少しもたれかかる感じです。単独で覚えるより、隣り合う音程を並べて聴くほうが、ひとつひとつが記憶に残ります。
音程を耳で覚えるとできること
インターバルを耳で識別できると、以下のことが自然にできるようになります。
- 耳コピが速くなる:「この音からG、あれは短3度上だから…Bb!」
- 即興演奏が楽になる:音程感覚があれば、スケールなしでも弾ける範囲が広がる
- 楽譜を読む前に音が頭に浮かぶ:「移動ド唱法」の感覚が身につく
基本戦略:「顔見知りの曲」で覚える
音程を覚える最も効果的な方法は、その音程が印象的に使われている曲に結びつけることです。
曲名と音程がリンクすると、聴いた瞬間に「あの曲の冒頭!」と判断できるようになります。
| 音程 | 曲名の手がかり(上行) |
|---|---|
| 短2度 (m2) | 「ジョーズ」のテーマ(タン・タン…) |
| 長2度 (M2) | 「ハッピーバースデー」の最初の2つの異なる音 |
| 短3度 (m3) | 「Smoke on the Water」のリフ冒頭 |
| 長3度 (M3) | 「聖者の行進」の最初の跳躍 |
| 完全4度 (P4) | 「Here Comes the Bride」の冒頭 |
| 増4度 (A4) | 「シンプソンズ」のテーマ冒頭 |
| 完全5度 (P5) | 「スター・ウォーズ」テーマの最初の跳躍 |
| 短6度 (m6) | 「The Entertainer」の冒頭の上行跳躍 |
| 長6度 (M6) | 「マイ・ウェイ」の冒頭 |
| 短7度 (m7) | 「Somewhere」(ウエスト・サイド・ストーリー)冒頭 |
| 長7度 (M7) | 「Take On Me」のサビ |
| 完全8度 (P8) | 「Somewhere Over the Rainbow」の出だし |
段階的な練習プラン
いきなり13種類を覚えようとしても混乱します。段階的に進めましょう。
ステップ 1:完全系を制覇(1〜2週間)
まず最も「音楽的に重要」な3つを覚えます。
- P4(完全4度)とP5(完全5度) — コードと調性の基礎
- P8(オクターブ) — 同じ音名の上の音
この3つが耳で識別できれば、コード進行の聴き取りが格段に楽になります。
ステップ 2:長短3度を追加(1〜2週間)
- M3(長3度):メジャーコードの「明るさ」
- m3(短3度):マイナーコードの「暗さ」
コードの識別(メジャー vs マイナー)に直結する最重要インターバルです。
ステップ 3:2度と6度(1〜2週間)
- M2(長2度):スケールの隣の音への動き
- m6・M6(短/長6度):ロマンティックな跳躍
ステップ 4:7度とトライトーン(仕上げ)
- m7(短7度):セブンスコードで頻出
- M7(長7度):メジャーセブンスコードの特徴
- A4(増4度):不安定な緊張感
耳トレーニングツールとの組み合わせ
このサイトの耳トレーニングツールにはインターバルモードがあります。
効果的な組み合わせ方:
- 音程計算ツールで「この音程はこういう音」を確認する(学習フェーズ)
- 耳トレーニングツールの「インターバル・初級」で4〜5種類を当てる(テストフェーズ)
- 間違えたインターバルを音程計算ツールに戻って再確認する(復習フェーズ)
「覚える → 試す → 復習」のサイクルを繰り返すことで、定着が加速します。
毎日の練習量の目安
- 初期(1〜2週間):1日5分、覚えるインターバルは2〜3種類に絞る
- 中期(2〜4週間):1日10分、7〜8種類のインターバルを識別
- 定着期:1日3分の「確認練習」で維持
音程の耳コピは「瞬発力」です。速い判断ができるよう、できるだけ反射的に答える練習を心がけてください。じっくり考えることは大切ですが、パッと聴いて「これはP5!」と言える瞬発力こそが目標です。
次に試すこと
ステップ1の完全系3つを、音程計算ツールで上行・下行の両方鳴らしてみましょう。C から上の G、次に C から下の F、というふうに同じ距離を両方向で練習します。これが自然になったら、長3度・短3度を重ねていきます。「隣り合う音程と比べる」習慣をつけておくと、新しい音程も必ず既知の音程に紐づいて覚えられます。
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