ユニット 8 · 5 節
半音階的和声
副属和音、借用和音と混合、ナポリの6、増六の和音、転調の技法。
このユニットの到達目標
半音階的な和音を機能で説明でき、転調の手口を見抜ける。
前提となる節
節の一覧
- 1
セカンダリードミナント(副属和音)
約 16 分音階に無い音を最初に持ち込むのは、たいてい副属和音です。ダイアトニックの和音を一時的な主和音に見立て、その属七を前に置く仕組みを扱います。
この節で使うツール: コード進行分析
- 2
借用和音と旋法の混合
約 15 分同じ主音を持つ長調と短調は、和音を貸し借りできます。サブドミナントマイナー、♭VI、♭VII、そして短調の終わりを長三和音にするピカルディ終止を扱います。
この節で使うツール: コード進行分析
- 3
ナポリの和音(♭II)
約 15 分主音の半音上に建つ長三和音は、第1転回で使うのが標準です。なぜ基本形で使わないのか、なぜサブドミナントとして働くのかを、バスの位置から説明します。
この節で使うツール: コード検索 / コード進行分析
- 4
増六の和音
約 17 分属音を上と下から半音で挟む和音です。イタリア・フランス・ドイツの3種の違いと、なぜ減7度ではなく増6度と綴らなければならないのかを扱います。
この節で使うツール: コード検索
- 5
転調の技法
約 17 分曲の途中で調そのものを移す方法を扱います。共通和音を橋にする、属七で押し込む、同じ響きを別の綴りで読み替える。近さの尺度と、転調を成立させる条件を整理します。
この節で使うツール: 五度圏(サークル・オブ・フィフス) / 移調ツール